
注文住宅の工事が完了すると「竣工検査」(しゅんこうけんさ)という最終チェックが行われます。
家づくりのラストイベントのようなものですが、私は仕事で竣工検査を経験していたこともありくまなくチェックをしてきました。
ここでは私が実際に体験した竣工検査の流れや、注意したこと、是正で指摘した箇所についてまとめています。
これから注文住宅を建てる方の参考になれば幸いです。
竣工検査とは?

竣工検査とは、工事が完了した新しい住まいに不具合がないか、依頼した通りの仕様になっているか施主(建築を依頼した人)が実際に現地を確認することを言います。
当日はハウスメーカーの担当者と工事を担当した責任者の方と一緒に家の隅々を見て回りました。
竣工検査は「引渡し前の最終チェック」
この時にきちんと確認し、是正してもらうべき箇所は直してもらわないとそのまま引渡しされてしまうため、少しでも気になる部分はきちんと伝えておくことが大切です。
竣工検査当日の流れ
我が家の場合ですが当日はこのような流れで進みました。
2時間ほどかかりましたが、見逃してしまうとそのままの状態で引き渡しされてしまうため、
夫と2人がかりで細かく確認し、少しでも気になる箇所は質問・指摘をするようにしました。
確認をしているときはハウスメーカの担当者、工事責任者の方も
そばにいらっしゃるので分からない点があった場合はすぐに質問をするようにしました。

ハウスメーカーの担当者の方も少しでも気になる箇所はどんどん言ってください!とおっしゃっていただいたのでお伝えしやすい雰囲気でした◎
竣工検査当日特にチェックした箇所
当日の確認事項
- クロス(壁紙)の浮きや隙間がないか
- 床や建具に傷がついていないか
- 扉や窓の開閉がスムーズにできるか
- 蛇口から水を出して止めた後漏れがないか
- 各部屋のクロス(壁紙)が指定した通りになっているか
- 施主支給品がきちんと設置されているか


ハウスメーカーの方が作成した間取り図や仕様書を元に
一つずつ細かく確認していきます。
不備があった箇所
リビングのモールディング
我が家はヨーロピアン調の雰囲気にするためにリビングに
モールディングを施したのですが汚れや、傷、付近の壁紙のヨレが
特に気になったため細かい作業で恐縮ですがかなりの量の付箋を貼らせていただきました。


リビング掃き出し窓の雨戸
ハウスメーカーの担当者の方が気づいてくださったのですが、
開閉が少し固いと指摘されていて是正していただくことになりました。



マンション住まいで雨戸ないから固いのかどうか分からなかった汗
ナイスフォローで助かりました。
階段の床
階段の床はよく確認すると一部凹みがある箇所が。
軽微なものでしたが、新築なのでやはり気になるところ。
付箋を貼らせていただいて是正対応をお願いしました。
洗面台収納扉の建て付け
収納扉がよく見ると平行ではなく少し歪みがあるように見えたため
調整していただくように依頼しました。
どれも大きな不具合ではありませんでしたが、
新築で建てた注文住宅。
気になる箇所はゼロにしたいということで引き渡しまでに
全て直していただくように依頼し竣工検査は終わりました。
竣工検査で見逃してしまってもアフターメンテナンスがあれば安心
当日は目を皿のようにして実施した竣工検査。
ここで見逃してしまうとそのまま引き渡しが行われてしまうため
当然細かくチェックしなくてはなりませんが、
万が一見逃してしまってもアフターメンテナンスをしてくれる
ハウスメーカーであれば入居後気になる箇所について連絡をすれば直していただけます◎
アフターサービスの保証内容や期間は各ハウスメーカーによって異なるので事前に確認が必要です。
実際にまた別の記事でも書きますが、
入居して1ヶ月頃のタイミングでアフターメンテナンスに来ていただいています。
確認すべき箇所を予習して漏れのない竣工検査をしよう
竣工検査は「新しい我が家をじっくり確認することができる最初の時間」でもあります。
何度も家を建てたり、不動産の仕事に携わっている方以外はほとんどが初めての経験。
不安に思うこともあるかもしれませんが、冷静に一つずつ確認していけば大丈夫です。
これから竣工検査を迎える方は、ぜひこちらの記事も参考にしながら確認事項を予習してみてください。
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